2015年11月7日土曜日

「ツタヤ図書館」、住民投票で反対多数ー愛知県小牧市

 11月8日号 しんぶん赤旗日曜版 33Pに愛知県小牧市の「ツタヤ図書館」に関する住民投票の記事が載っています。

 全文はぜひ、しんぶん赤旗をお読みいただきたいと思いますが、
若干紹介します。 

 ツタヤ図書館はレンタル大手・TSUTAYの親会社(CCC カルチャア・コンビニエンス・クラブ)を指定管理者とする公共図書館
ということになりますが、本市海老名市でも、運営が10月よりスタートしています。

 老朽化した図書館建て替えを機に、民間営利会社に運営を丸投げするものですが、先行実施している佐賀県武雄市で、大量の不要本、系列から古本、レンタル偏重など様々な問題が噴出して市民の批判を呼びました。本市においても、風俗案内本が並んだなど、不適切な図書選定があったことなど、批判と不安が広がっています。

 海老名市議会では、日本共産党2名の議員は構想段階から、問題提起をしながら、反対の立場で論戦してきました。

 愛知県小牧市では、昨年4月にツタヤ図書館構想が浮上、2018年開館と発表され、今年この計画に対する是非を問う住民投票が行われました。

10月4日の投票で反対が3万2352人
           賛成が2万4981人  (投票率は50%超)

さて、小牧市議会はどうだったか、

 予算案には日本共産党は反対、共産党以外の会派は賛成していたのですが、市民の運動と世論で、最後は、全議員が住民投票実現に賛意を表明し、
「全会派がツタヤ方式を一時停止し、市民の意見を聞く場を設けるよう、市長に求めていくことで足並みをそろえた」そうです。

 そして、ついに、世論と議会に押されて、10月20日現計画の見直しに言及。(しかし、市長は完全に断念したわけではない)

 市民の運動と世論が市政、議会を動かしたということです。

市長提案に対し、議会の場で、市民の声を届ける、市民の立場から主張、提案していく、まさに、議員の存在意義に関わることです

本市のツタヤ図書館問題では、市民による市民のための図書館づくりへ、
これからも、引き続き頑張っていく決意です。

いよいよ明日から海老名市議選がスタートです。

1期4年間の経験を活かし、誰もが住みよい、安心、と実感できる海老名市
にするため
全力でがんばります。